稲根神社脇にある記念碑。1863年(文久3)、香港を出航し、サンフランシスコに向かっていたアメリカの商船バイキング号が御蔵島で難破・座礁。当時の日本は鎖国中だったが、250人ほどの御蔵島の島民は人道的立場から力を合わせ、アメリカ人乗組員と中国人労働者合わせて約500人を救出。1カ月の間面倒を見た後、下田へ送り出した。事件100年を記念して、船の所属港ニューベッドフォード市民と遭難者の子孫が、感謝の意を込めて稲根神社の参道入口に記念碑を建立。立てかけられた大錨は、バイキング号の巻きロクロを利用している。